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マリオブラザーズ
発売日 1983/9/9
価格 4500円
メーカー 任天堂
ソフト概要
お馴染みマリオとルイージの兄弟コンビが織りなすアクション。敵を下から叩いて気絶している間に、蹴とばして倒していく。二人同時協力プレイが可能だが、途中でほぼ確実に戦いになるのはいい思い出。
1983年9月9日に発売。売り上げ本数約163万本。プレミアソフトとして定価よりも数段高い価格で取引された時期もあったが、後述のゲームボーイアドバンスでの復刻版発売などの要因で現在は取引価格は落ち着いている。ROMカセットのタイトルシールには2種類あり、初期版は銀の背景にオレンジ色のタイトルの下に太い波線の物(当時のファミコンソフトに見られたタイプ)、後期版はタイトルの横に箱と同じイラストが縮小されて描かれている物(『スーパーマリオブラザーズ』と同様のタイプ)となっている。なお、中古市場では後者のほうが流通が少ない。1988年10月23日に発売の『スーパーマリオブラザーズ3』も2人プレイ中でも同様のゲームがプレイ可能であるが、同作ではコースでゴールしたときに得たパネルを奪い合う対戦ミニゲームの色が濃いため、本作とはいささかゲーム性が異なる。相手を踏むか突き上げることで、持っているパネルが1枚飛び出す。また、ルールの異なるオリジナルステージが2つ追加されている。ファミリーコンピュータ発売前後のCMでマリオブラザーズが紹介されていたが、よく見るとルイージの色が違う(白色ではなく緑色。アーケード版の色が緑のツナギに茶色のシャツであった)。FC版では容量の都合からかアーケード版と比べると細かい演出がカットされていたり、シェルクリーパーとファイヤーボールの大きさがアーケード版に比べてかなり小さくなっている。1993年には、『Mario Bros. Classic』がヨーロッパ限定で販売した。これは、『帰ってきた…』の仕様にアーケード版にあったPHASE 1,5,7,9のアトラクトデモを追加した内容となっている。なお本作ではPHASE 24以降になると、敵がひっくり返っている時間が短くなっている。PHASE 99をクリアするとその次はPHASE 0となりそしてPHASE 1に戻る。ルイージのほうが面開始時の立ち位置がわずかに右寄りなので、3面などのコイン取りではタイムが0.1秒多く残せるが、通常面ではPOWまでの距離がマリオより僅かに遠い。
- エンディングがない俗にいうループゲームであり、ファミコン版はPHASE17以降はPHASE13から、アーケード版はPHASE23以降ゲーム内容はPHASE16から22までのループとなる。
- どちらもカウントはゲームオーバーまで継続されるが、画面上の旗による表示は大旗が5ごとの表示であるが25以降はずっと「KO」表示となる。
- ボーナスステージも存在し、画面内に浮いているコインを時間内に全て収集することでパーフェクトスコアを得られる。
- 移動操作には慣性があり、移動中にレバーをニュートラルにしてもすぐには止まれない。
- また、レバーを移動方向の逆に入れると一定距離を滑ってから方向転換する。レバー入れっぱなしで走るが、レバーを一瞬入れることで歩くこともできる。
- 2Pプレイの際は協力プレイとなるが、自機同士が接触すると勢いの強いほうが押し出され、勢いが同じだと押し合いになる。
- ジャンプなどの際も同様で、他のプレイヤーを踏むと空中へノックバックしてしまう他、敵キャラと同じように足場下から突き上げられると浮き上がってしまう。
- このため、近くで行動しているとお互いが邪魔をしあってしまうため、協力プレイの際は分担作業が必要となる。
- 逆に言えば仕様を逆手にとって、協力すると見せかけて敵にわざと当ててミスを誘うということも可能。
- アーケード版のインストカードやコイン投入前のスタンバイ画面では「協力し合うか、それとも裏切るか…」というフレーズが書かれており、予め対戦・協力の2つのプレイスタイルを制作側が意図していたことが伺える。
- 実際、この仕様を利用した対戦ルールなども開発され、特にアーケード版では白熱した対戦を見ることが出来る。